胃がん検診 胃がんとは

胃の構造

胃の構造

胃は筋肉でできおり、入口と出口が狭くなっている袋状の形状をしています。胃の主な働きは食べ物の消化・吸収と殺菌です。
食道に繋がる入口付近を噴門部と言い、十二指腸につながる出口付近を幽門部、それ以外の部位を胃体部と言います。
胃の壁は、大きく分けて3層構造をしています。内側から粘膜(粘膜・粘膜筋板・粘膜下層)、筋層、漿膜(しょうまく)(漿膜下層・漿膜)という順に、層が重なってできています。

 

胃がんとは

胃がんとは

胃がんは、胃壁の内側にある粘膜に発生します。内側の粘膜から徐々に粘膜下層、固有筋層、漿膜へと外側に向かって、がんが広がっていきます。
がん細胞が、粘膜または粘膜下層までにとどまっているものを「早期胃がん」といい、筋層より深く達したものを「進行胃がん」といいます。

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胃がんの罹患率と死亡数

胃がんの罹患率と死亡数

男性はおよそ10人に1人、女性はおよそ21人に1人が、一生のうちに胃がんと診断されています。(2019年データに基づく累積罹患リスク)

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)

がんでの死亡数

胃がんはかつて日本人のがんによる死亡数の第1位でしたが、最近は診断方法と治療方法が向上し、男性では第3位、女性は第5位となっています。
男性は27,196人、女性は14,428人の方が胃がんで亡くなっています。(2021年)

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(厚生労働省人口動態統計)