偶然なのだが、今、救急救命センターに勤務する看護師のドラマを撮影中である。だからというわけでもないだろうが、健康と病気についてよく考えたりする。
基本的に私はすこぶる健康で丈夫なタイプ、今も病院へ行くというと、歯医者か(これは自分の怠慢)子どもを連れて小児科へ、ぐらいのものである。――が、三十代も後半に差しかかり、このごろとみに“疲れ”を実感するようになってきた。ハードな撮影が連日続いたりすると、本当に身体にこたえるのだ。けれど、実は私は健康に細やかに気を配る、というのは苦手なタイプで、何か始めても長続きしないだろうことは目に見えている。だとしたら…?
目下、私の出した結論は、無理せず眠る、ということである。帰ってきて家が散らかっていても、食事を作らなきゃと思っても、疲れていたら堂々と手抜きをして、楽な気持ちでゆったり休んでしまう(状況もあるだろうが)。ともかく、自分の身体である。無理せず自分から、大切にしてあげたい。
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