ベトナムのハノイで調子を崩した。ホーチミン、ダナン、フエと細長い国を北上した疲れがたまっていたのだろう。SARSがはやりはじめて、ハノイの病院でも死者が出たとかで、ハノイ在住の知人が心配して友人の女医をホテルに連れて来た。血圧も高めで脈も早い。病人になった気分で胃の調子までおかしくなった。
翌日、博物館や近郊の陶器の町バッチャンまで休みだった女医も同行。持参の胃腸薬を時間ごとに飲めといわれ、好意だけに断りもできず、ますます病人になったよう。
夕刻彼女が去り、なるようになれと腹をくくって酒を飲み、夜更かしをしたら、すっかり治ってしまった。病は気から、逆療法も効き目がある。先日、風邪気味だったが、3日続けて帰宅が午前さま。かつてはそれが日常だったが、今は自分を大切にしすぎる。たまに破目をはずすことがストレス解消になる。
ベトナムでは、男も女もオートバイ。アオザイに長い手袋。布を折ったマスクが格好いい。
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