幼少の頃とけがを除いて、寝込んだという記憶はない。多少の熱が出たり、歯が痛んだという以外、病気など気にしたこともない。
けがは骨が出たり、アキレス腱断裂だとか、アバラ骨6本を1年の内に折ったりと、数え切れないほどあるが、いわゆる病気という代物には、いまだ出会ったことはない。
われを忘れて暴れるから、けがをするのは性格上の問題だと自覚しており、これが病気といえば病気なのかも知れない。インド、アフリカ、アマゾン、南太平洋とウロツキ回れば、けがもするさと気にもならない。
健康を維持するにあたって、1つだけ気付いている事実がある。
それは、常に自分のペース、時間の間隔を守って、腹が立てば悩まず怒り、心臓に毛を生やして食事や睡眠をとるという、厳然たる自然の摂理に身を委ねれば何事もない。
一見無茶苦茶な仕事のようでも、これさえ貫けば健康を損ねることはないと信じている。 |