社会保障費、特に医療費の増加が、国の財政を悪化させる張本人のような言い方をする人がいます。でも、先進諸国と比べて、日本は経済力に対する医療費の公的支出は少ないことが分かります。 本来、社会保障は国が責任をもって充実させるべきものです。公的支出をこれ以上抑制しようとすれば、アメリカのように私的支出(個人の負担)の増加につながり、公平・平等な医療が成り立たなくなります。
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