6月27日に台湾のテーマパークで発生した粉塵爆発事故における日医の医療支援活動に対し、台湾政府より感謝状が届き、10月29日に開催された救急災害医療対策委員会の冒頭、今回の支援活動にも協力し、感謝状を託された坂本哲也委員(帝京大学医学部主任教授・救命救急センター長)から石井正三常任理事に手渡された。
日医では、事故直後、台湾医師会等による緊急医療支援の要請を受け、日本集中治療医学会・日本救急医学会・日本熱傷学会の3学会から推薦された熱傷治療の専門家6名を現地に派遣。主に80%以上の熱傷面積の患者を対象として、日本から寄贈された人工皮膚、医療用品等を用いた支援活動を行った(別記事参照)。
また10月には、都道府県・郡市区医師会や会員個人から寄せられた支援金(1383万7010円)を台湾医師会に寄付している(別記事参照)。
なお、本件については、横倉義武会長が11月5日の定例記者会見の席上でも報告し、今後も台湾からの要請に基づいて医療支援を継続していく考えを示した。