―在宅医療の推進に137人の医師が集結―
福岡市における在宅医療提供体制の整備などを目指す「福岡市在宅医療医会」が11月4日、70人の医師の出席の中、福岡市医師会館において設立総会を開催した。同医会は、地域包括ケアシステム構築の要となる地域の在宅医が、相互に顔の見える関係を深め連携強化を図るための基盤として機能することを目的とする組織で、医師会の外郭団体である「専門医会」に位置付けられる。医会は、今後、在宅医療に関する調査研究事業や医療従事者の連携促進強化事業などを行い、福岡市における充実した在宅医療提供体制の実現を目指す。発足時点での入会希望者数は137人。既に在宅医療を実施している医師だけでなく、今後、在宅医療に取り組もうとする内科系以外の開業医、勤務医も多数参画する見込みで、診療科を超えた在宅医療の専門組織としては、全国でも類を見ない組織となる。
4日に開いた設立総会では理事10人、監事2人を決定。総会後に開催した第1回理事会で、会長に二ノ坂保喜医師、副会長に伊藤新一郎医師、武富賢治医師の2名を選出した。
福岡市医師会の江頭啓介会長は、「福岡市における、かかりつけ医の緊密な関係構築と地域の医療連携体制を進めるうえで非常に重要な核となる組織。福岡市医師会としても最大限のバックアップをしていきたい。」と設立総会で祝辞を述べた。
(文責:福岡市医師会広報担当理事 松尾 圭三)
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