神奈川県医師会では、地域医療構想策定に関する協議会(各論編)を平成28年8月20日(土)・24日(水)に開催した。
本協議会は、地域医療構想の策定を円滑に進めていくために必要な、地域の実情に応じ関係者間の連携、目的の理解や認識共有をしっかりと図ることを目的として、郡市医師会等において地域医療構想策定を担当される役員の方々等を対象に各地域から参加しやすくするためにテレビ会議を併用してこれまで3回実施している。
国が示した基本データ(DPCデータ、NDBデータ、消防庁データ、年齢調整標準化レセプト出現比等)に加え、人材確保対策を考える上での資料として、本会が実施した「病院勤務医師・看護師数調査」の集計データや、療養病床を有する県内医療機関を対象に実施した慢性期医療を考えるための「慢性期調査」集計データの他、医療機関所在地MAPなどを整理したものを産業医科大学公衆衛生学教室松田晋哉教授にご協力いただき用意した。
8月3日(水)には、全体的なデータの読み方等を説明する「総論編」として「地域の医療提供体制の現状を共有する為の各種データの理解について」と題して開催したが、今回は、県内8つの各構想区域の詳細なデータを基に説明を行う「各論編」として実施した。この2日間で5つの地域に対して実施したが、今後、残りの地域に対し実施する予定である。
(文責:神奈川県医師会理事 増沢 成幸)
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