平成27年4月25日に発生したネパール大地震における日医の支援に対し、この度、ネパール医師会から感謝状が贈呈された。
日医では、全国の医師会及び会員から寄せられた義援金を基に、「日本医師会ネパール学校・地域保健プロジェクト(1992~2004年)」の拠点であったプライマリ・ヘルスケア・センターの修復及びAMDA(The Association of Medical Doctors of Asia:認定特定非営利活動法人アムダ、菅波茂代表)による初期被災地支援活動を行った。
更に、被災地では多くの住民が精神的ダメージを強く受けたことから、「ネパール地震復興支援、日本医師会・東京大学・AMDA共同事業」として、被災地における児童及び住民を対象とした学校保健・地域精神保健プロジェクトを展開した。
また、ネパールでは精神科医、臨床心理士、心理カウンセラーの絶対数が不足しており、被災地での精神医療が行き届かない現状であったことから、AMDAではネパール医師会と協力し、合同心理カウンセリングボランティア養成プログラムを実施し、人材の育成に努めている。
今回の感謝状は、これらの支援に対して、感謝の意を示すために贈呈されたものである。