蘇立法院院長と
蘇立法院院長と
横倉義武会長は台湾衛生福利部、外交部の主催の下に10月22、23日に開催された2017グローバルヘルスフォーラム台湾に、世界医師会(WMA)会長として招待され出席した。
当フォーラムは、世界の人々が直面する重要な健康問題への取り組みなどを議論する場であり、これまで世界的な保健指導者、各国保健大臣、担当官、専門家等が参加してきた。今回のフォーラムは、「持続可能な開発のための2030アジェンダ:SDGs」の17の目標に応え、全ての人々の健康と福祉を増強する長期的な目標として、「Inspiration(創造的思考)、Action and Movement:SDGsの実践」をテーマとし、国際社会が取り組むべき方向性について議論を行うことを目的として開催された。
参加者は35カ国から約1000名で、厚生労働省からは大臣官房国際課国際企画・戦略官の高橋和久氏が参加した。
横倉会長は、2日目のセッションの開会に際し、WMA会長として、WMAにおけるSDGsへの対応として、健康の社会的決定要因との関連性や非感染性疾患等に言及した他、SDGsの目標の一つであるUniversal Health Coverage(UHC)の達成、医療制度の強化の必要性について述べた。
また、1日目の衛生福利部主催歓迎夕食会において、陳時中(Shin-Chung Chen)衛生福利部大臣、章文樑(Paul Wen-liang Chang)外交部副大臣と、2日目には、蘇嘉全(Jia-Chyuan Su)立法院院長と立法院でそれぞれ面談。蘇院長からは、WMA会長としての当フォーラムへの出席への謝辞とともに、災害発生時における相互医療支援、世界保健機関(WHO)総会における台湾のオブザーバー資格の問題、WMA会長としての活動に対する期待等が述べられた。