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平成30年(2018年)12月20日(木) / 日医ニュース

2018ワールド・アライアンス・フォーラム in サンフランシスコに出席

アライアンス・フォーラム財団原代表理事と

アライアンス・フォーラム財団原代表理事と

 2018ワールド・アライアンス・フォーラムinサンフランシスコが11月15、16の両日、米国内外の研究者、有識者、関連団体、企業から約300名の参加者を集め、「ヘルシー・エイジングの科学、政策、ビジネス」をテーマとして開催された。
 今村聡副会長は、主催者である原丈二アライアンス・フォーラム財団代表理事から招待を受けた横倉義武会長に代わって出席した。
 宇山智哉在サンフランシスコ日本国総領事の開会あいさつに続き、横倉会長のあいさつを代読した今村副会長は冒頭、カリフォルニア州における大規模な山火事の煙による影響から大気汚染が顕著となり、公立校が休校、屋外活動が禁止されるなど地域住民の生活にも影響が出ていることへのお見舞いの言葉を述べた。
 その上で、同副会長は超高齢社会へ対応していくためには、健康寿命を延伸することによって、高齢者が"支えられる側"から"社会を支える側"になるような健康長寿社会をつくり上げ、かつ継続的に支えていくことが重要になると指摘。その具体策として、「次世代医療基盤法」の下に、かかりつけ医が中心となって、医療ビッグデータを利活用することによって、国民の健康を維持・増進させていくことを挙げた。
 更に、「日医IT化宣言2016」に示した考えの下、広域的なネットワークを構築していくためにIDの普及促進などを地域医療連携に組み込む努力をしていることを説明し、「医療領域におけるAIの利活用に当たっては、AIのリスクと限界、更にはあるべき姿について十分に認識する必要がある」と強調。
 また、本年9月28日に創刊した英文による総合医学ジャーナル『JMA Journal』の紹介を行い、参加者に創刊号を配布し、周知を図るとともに投稿を呼び掛けた。
 セッションは2日間にわたって、「加齢研究の4つの柱」「患者・患者団体の力と疾病研究へのインパクト」「デジタルヘルス時代の到来」等をテーマに行われた。
 その他、今村副会長は日本からの参加者を更に募ることを目的とした主催者インタビューに応じ、本フォーラムへの参加に対する感想並びにその意義について、自身の考えを述べた。

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