「みんなで安心マーク」PR動画発表会が10月28日、動画に出演した佐々木希さんも出席の下、日本医師会館小講堂で開催された。
日本医師会では、新型コロナウイルス感染症を恐れるあまり受診控えが起きていることを踏まえ、国民に安心して受診してもらうため、8月7日から感染防止対策をしっかりしている医療機関に対して「みんなで安心マーク」を発行している。
今回の動画(「予防接種編」「健康診断編」の2種類)は、「みんなで安心マーク」をより多くの方々に知ってもらうために制作したもので、「予防接種編」では、佐々木さんが子どもの健やかな成長のため、適切な時期に予防接種や乳幼児健診を、「健康診断編」では、健康で元気に過ごすために定期健診を、「みんなで安心マーク」を掲示している医療機関でそれぞれ受けることを呼び掛けるものとなっている。
発表会の冒頭にあいさつした中川俊男会長は、佐々木さんに出演を依頼した理由について、男女を問わず人気があり、優しく凛(りん)とした佇まいに芯の強さを感じさせる人柄であることを挙げるとともに、2歳のお子さんの育児に奮闘される佐々木さんの呼び掛けに、同世代の保護者の方が共感し、実際に行動に移してもらえるよう期待してのことであると述べた。
続いて登壇した佐々木さんは「コロナ禍で通院など、不安になる方も多いと伺った。少しでも安心して来院してもらえるよう、私が少しでもお力になれればと思い、出演することにした」と動画出演の経緯を説明した。
引き続き行われたトークセッションでは、中川会長が、検診を控えたためにがんの発見が遅れてしまった人や、日頃服用している薬が切れたにもかかわらず、受診を控えたために数値が悪くなった人がいることなどを紹介。定期的な健・検診や適切な受診の大切さを訴えた。
一方、佐々木さんは自身の子どもについて触れ、「体調がコロコロ変わるので不安なこともたくさんあるが、まずはかかりつけ医に電話で相談している」として、かかりつけ医をもつことの重要性を強調。「コロナ禍で検診や予防接種を受けることが不安な方も多いと思うが、安心して行ける医療機関があることが分かるだけでも前に進みやすい。ぜひ、安心マークを多くの方に知ってもらえるとうれしい」と述べた。
なお、本動画は日本医師会ホームページの他、日本医師会公式YouTubeにも掲載されているので、ぜひ、ご覧頂きたい。