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令和3年(2021年)1月5日(火) / 日医ニュース

菅総理と共に国立国際医療研究センターを視察

菅総理と共に国立国際医療研究センターを視察

菅総理と共に国立国際医療研究センターを視察

 中川俊男会長は昨年12月14日、菅義偉内閣総理大臣と共に、新型コロナウイルス感染症対策で中核的な役割を担う国立国際医療研究センターを視察した。
 今回の視察は12月1日に中川会長が菅総理と会談した際に、「日々新型コロナウイルス感染症対応に当たっている医療従事者の励みになるので、ぜひ、医療現場を視察して欲しい」と要請したことを受けて、実現したものである。
 当日、中川会長は菅総理と共に、特殊感染症病棟の病室内で、ECMOなど重症患者への対応、特殊防護具を付けた挿管訓練、タブレット端末を用いてICU病棟で活動する医療従事者の様子などを見学した。
 その後の意見交換会では、まず、菅総理が中国の武漢からの帰国者への対応等、同センターのこれまでの対応に感謝の意を示した上で、「新規感染者数が増加する中で、医療従事者に対してより効果的で強力な支援を行うことが必要だと考えている。今日はぜひ、忌憚(きたん)のない意見を聞かせて欲しい」と述べた。
 引き続きあいさつした中川会長は、今回の視察が実現した経緯を説明するとともに、「新型コロナウイルス感染症に対応している医療機関の中でも代表的な施設を見学することができ、感謝申し上げる。ぜひ、現場の意見を菅総理に伝えてもらいたい」とした。
 その後は、國土典宏理事長が新型コロナウイルス感染症患者への取り組みや治療薬の開発状況等について説明。その他、同センター側からは、「中等症患者を重症化させないことが大事になる」「できるだけ呼吸器をつけずに対応したことに対する何らかのインセンティブをつけて欲しい」といった意見や、年末年始に向けて、検査を請け負う企業が長期の休みを取ることで、検査が滞ることへの懸念が示された。
 これらの意見に対して、菅総理は国としてできる限りの支援を行う考えを改めて表明。中川会長は「新型コロナに年末年始はない。開業医の先生方も頑張っているので、ぜひ、一緒に頑張っていきましょう」と呼び掛けた。

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