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令和4年(2022年)1月5日(水) / 日医ニュース

オンライン会議

 新型コロナウイルス感染症の発生後、予定されていた会議が次々と中止され、参加予定者からも当然のように受け入れられてきた。その後、徐々にオンライン会議として、多くの会議が再開されつつある。
 オンライン会議には多くのメリットがある。まず、会議場までの移動時間が不要であることによるコスト削減効果。また、パソコン以外にも、タブレットやスマホなどでの参加が可能であるので、場所を選ばない利便性など。
 一方、デメリットとしては、色々な事情によりこれらのデバイスが使えない人がいること。大勢の参加による会議では、参加者の顔の認識が難しいこと。システム操作の不慣れから画像が出なかったり、ミュートの状態になっていることに気付かず音声が出ないこと。職場などからの参加では、雑音が入ったりすること。
 更に、何より対面の会議と違い、相手の表情、その場の雰囲気を感じ取りにくいことから、議論が盛り上がりにくいこと(?)などが考えられる。
 最近は主催者、参加者も慣れてきたことから、システムの問題は少しずつ改善されつつある。
 また、感染防止対策を徹底し、人数制限した上での現地参加を組み合わせたハイブリッド形式での会議が行われるなど、オンライン会議はますます活用の場が広がっている。
 今後、感染がコントロールされても、オンライン会議は利便性の面などから、会議の一形態としての地位を維持するものと考えられるが、対面での会議の補完であることに変わりはない。

(榮)

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