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令和4年(2022年)1月20日(木) / 日医ニュース

「続けよう! 感染防止対策コロナ禍の健康課題」を制作

罹患後症状罹患後症状

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 日本医師会では、国民向け啓発動画「続けよう! 感染防止対策 コロナ禍の健康課題」を制作し、中川俊男会長のあいさつと共に、日本医師会オンラインセミナーとして昨年12月28日から、日本医師会公式YouTubeチャンネルで公開を開始した。
 本動画は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により生じたさまざまな健康課題について分かりやすく説明することで、再びこのような問題を引き起こさないためにも、基本的な感染防止対策の継続と適切な時期に医療機関を受診することの必要性を、多くの方々へ呼び掛けるために制作したものである。

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 動画は、(1)新型コロナウイルス感染症患者が抱える罹患後症状(いわゆる後遺症)、(2)新型コロナとがん、(3)新型コロナと運動不足、(4)新型コロナと子どもたち―の4本となっており、フリーアナウンサーの宇賀なつみさんの質問に専門家が答える内容となっている。

220120h3.jpg (1)では、森岡慎一郎国立国際医療研究センター病院国際感染症センター国際感染症対策室医長が、同センターで実施した新型コロナの罹患後症状に関する調査の内容を紹介。現時点で明らかとなっている症状や今後求められる対応などについて説明している。
 (2)では、中川恵一東京大学大学院特任教授が、コロナ禍において、がん検診の受診率が大きく減少していることを報告。早期発見・早期治療のためにも、検診を受けることの重要性を指摘している。
 (3)では、津下一代女子栄養大学特任教授が運動不足について、「これまでにも問題視はされていたが、コロナがあぶり出した健康課題と言える」と指摘。今後は無理なく生活の中に「運動」を組み入れるだけでなく、「食事・睡眠も含めた生活習慣全般を見直して欲しい」と呼び掛けている。

220120h4.jpg  (4)では、五十嵐隆国立成育医療研究センター理事長が「子どもロコモ」など、コロナ禍における生活のあり方が子ども達に及ぼしているさまざまな影響や、親が子どもの変化に気付くためのポイントなどを解説。その他、小児への新型コロナウイルスワクチン接種などについても触れている。

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