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令和5年(2023年)2月5日(日) / 日医ニュース

故 安倍晋三元首相を偲ぶ

 感染症流行の以前からのここ数年、夏季休暇時に好きだったはずの海外旅行に行かれず、富士のふもとのゴルフ場を訪れることが増えた。たまたま8月16日にプレーすることが続き、結果としてそこで故安倍晋三氏をお見かけすることが度重なった。聞けば8月15日の終戦記念日には公務をされ、翌16日は夏休みで、よくプレーに来られるとのこと。別荘がすぐ近くにあり、しばしば警護と思わしき車両にも遭遇した。
 クラブハウスで、おばさま方にせがまれ肩を並べて笑顔で写真撮影に応じたり、プレー後のゴルフ場の浴場でお会いしたり、またその際のお着替えは、ボタンダウンにチノパン、さらには白いソックスと「首相のイメージ」とはほど遠かったが、それが自然に思えるようなフレンドリーで人の良いおじさまという印象だった。
 首相としての業績はいずれ歴史が判断することになるのだろうが、政治信条こそいろいろあれども、「国を思う気持ち」は他の誰にも引けを取らない方ということは、政治に無知な私にも理解できる。
 理不尽な行為により志半ばで倒れられたことを非常に残念に思うとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げたい。合掌。

(翔)

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