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令和6年(2024年)6月5日(水) / 日医ニュース

ドイツ医師会年次総会に出席

ラインハルトドイツ医師会長(中央)とラインハルトドイツ医師会長(中央)と

ラインハルトドイツ医師会長(中央)とラインハルトドイツ医師会長(中央)と

 第128回ドイツ医師会年次総会がラインラント=プファルツ州のマインツで5月7日から10日を会期として開催され、本会からはクラウス・ラインハルトドイツ医師会長の招待に応じて、角田徹副会長、今村英仁常任理事が出席した。
 総会には、ドイツ医師会代議員250名を始めドイツ全土の医師会の代表者の他、世界医師会や欧州各国医師会の海外招待者約60名が参加した。
 7日の開会式典では、ギュンター・マタイス州医師会長、クレメンス・ホッホ州科学・保健大臣、ニノ・ハーゼマインツ市長のあいさつに続いて、ラインハルトドイツ医師会長とカール・ラウターバッハドイツ連邦保健大臣がそれぞれ演説を行った。
 ラインハルトドイツ医師会長の演説の冒頭では、海外賓客として、世界医師会からルジェイン・アルゴドマニ会長、理事会副議長である角田副会長らが紹介された。
 総会では、民主主義と人権が世界的にもドイツ国内においても、ここ数十年で最も脅威にさらされているという事実を認識した上で、強い決意と道徳的勇気、連帯を持ってそれらに立ち向かうことが求められる旨の決議「今はもう二度とない:ドイツの医師は民主主義、多元主義、人権を擁護する」が採択された。その他、「未来の医療提供―より協調的なケアと医療システムのナビゲーション」等をテーマとした議論が行われた。

240605k2.jpg  角田副会長、今村常任理事はドイツ訪問に併せ、ドイツ連邦保険医協会のアンドレアス・ガッセン会長、ステファン・ホーフマイスター副会長、シビル・シュタイナー副会長と面談を行った。
 その中では病院改革、医師の偏在対策、医師の働き方、遠隔医療、医師のマッチング等、両国の最新の動向について意見交換を行い、今後も情報交換をしていくことを改めて確認した。

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