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令和6年(2024年)10月5日(土) / 南から北から / 日医ニュース

"猫も......なのだ" 二つの小話

<その1>猫もお湯を飲むのだ!
 「猫舌」という言葉があるように、猫はお湯が飲めないというのが猫に対する私達人間の通念かと思います。しかし猫はお湯を飲むのです。うちの猫だけではないと思いますが、猫を飼っておられる皆さんいかがでしょうか。
 最初にお湯を飲むようになったのが、今いる3匹の中で一番若い大ちゃんです。家内が入浴中に浴槽の縁に手(前足)を掛け、浴槽のお湯を飲み始めたとのことです。それからしばらくして、朝に食事をあげる時に、浴室前で「ニャー、ニャー」と何かを催促するので、まさかお湯じゃないだろうと思いながらも皿にお湯をあげたら、何とおいしそうに飲み始めました。ただ、お湯と言っても30~35度くらいのぬるま湯です。今は、朝にお湯をあげるのが私の日課で、最初は大ちゃんだけでしたがその後は他の2匹も飲むようになり、すぐそばに水があるにもかかわらずペチャペチャと3匹でお湯飲みしています。なぜお湯を飲むのか3匹に聞いてみましたが、返事は猫だから当然全員「ニャー」で、その真意は分かりませんでした。
<その2>猫もテレビを見るのだ!
 猫は時々テレビを見ます。例えば鳥や魚が出ている時です。これは特別珍しいことではないと思いますし、今まで6匹の猫を飼ってきましたが3匹はそうでした。ところが齢(よわい)17歳の文ちゃん、人間にすると70代後半から80歳くらいでしょうか、その文ちゃんがこのところテレビ鑑賞にはまっているのです。
 鳥や魚は納得がいきますが、文ちゃんは天気予報、ニュース、クイズ番組などジャンルにこだわらず、テレビの前でどっしりと腰を据え典型的な猫背体勢で真剣にテレビを見ているのです。それも5分や10分ではありません。なぜなのかと聞いてみましたが、やはり答えは「ニャー」で、真意はこちらも不明でした。老後の楽しみを見つけたのでしょうか。

新潟県 新潟市医師会報 NO.631より

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