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第1155号(平成21年10月20日) |
10月7日
「勤務医の健康支援のためのE-メール・電話による健康相談」を日医が実施
今村聡常任理事は,日医が勤務医の健康支援策の一つとして,E-メールと電話による健康相談を実施することになったとして,その要領を公表した.
同常任理事は,「これは,日医の『勤務医の健康支援に関するプロジェクト委員会(委員長:保坂隆東海大学医学部教授)』が,勤務医の健康問題を短期的・長期的にサポートしていく具体的な方策を検討したなかで,医師のための相談窓口について提案,恒常的に開設する必要があるかも含めて一定期間実験的にやってみようということで実施することになった」と,その経緯を説明した.
健康相談の対象は,医師とその家族,同僚等で,身体・精神両面での問題も含め,同プロジェクト委員会委員九名が相談員として回答(下記参照).
(一)E-メール相談は,十月十五日(木)〜来年一月十五日(金)の三カ月間を開設期間とし,内容によって相談員の専門性等を勘案しながら割り振って回答.
E-メール:soudan@po.med.or.jp
(二)電話相談については,即時対応する必要があるため,開設日を十二月五日(土)の一日とし,受付時間の午前十時〜午後六時の間,相談員が交代で,常に精神科の医師がいる状況で対応する.
TEL:03-3942-6504(回線は当日のみ)
同常任理事は,すでに九月二日の定例記者会見で公表している,同委員会が取りまとめた「勤務医の健康の現状と支援のあり方に関するアンケート調査」の結果についても触れ(本誌第一一五三号参照),「日本の医師は同僚に相談しないという日本的風土の問題はあるが,諸外国では,医師会が会員のための相談窓口を開設している例が散見されるので,今回の結果を見て,必要に応じて恒常的にこういう場を設けていくことも検討しなければならないと考えている」との意向を示した.
(実施要領の詳細は,日本医師会ホームページ「定例記者会見」(H.21.10.7)掲載の資料参照)
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