|
第1192号(平成23年5月5日) |
東日本大震災後の日本医師会のこれまでの対応
4月1日
- 災害対策本部会議を開催し,三上裕司常任理事が,民主党「東北関東大震災被災者健康対策チーム会議」の検討状況を,今村聡常任理事が,会議終了後に,全日本病院協会,日本病院会,国立がん研究センターの代表者,厚生労働省,内閣府を交えて会議を開催したことを報告.
- 役職員の当直体制について,役員はオンコール体制に変更.
4月3日
- 葉梨之紀常任理事が宮城県石巻市,南三陸町を視察(〜4日)
4月4日
- 災害対策本部会議を開催し,石井正三常任理事が被災地4県(岩手,宮城,福島,茨城)の視察結果について報告.また,被災地への医療ソーシャルワーカーの派遣に係る日本医療社会福祉協会からの賛同依頼を了承.
- 三上常任理事が民主党「東北関東大震災被災者健康対策チーム会議」に出席し,JMAT(日本医師会災害医療チーム)の活動等について説明するとともに,検案書に関する厚労省の事務連絡の問題点を指摘.
- 石川広己常任理事が原発災害を受けた食品中の放射性物質の規制について議論が行われた厚労省の薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会に出席し,国民への分かりやすい説明を求める.
4月5日
- 災害対策本部会議を開催し,葉梨常任理事が宮城県の視察結果について報告したほか,被災地医療支援協議会(仮称)への参画,地域医療再生基金の活用について協議.
4月6日
- 災害対策本部会議を開催し,JMATの活動,地域医療再生基金の活用等について協議.
- 横倉義武副会長が三上・今村(聡)両常任理事とともに,民主党「東北関東大震災被災者健康対策チーム会議」に出席し,被災患者受入調査の結果や日医の考える被災者への医療支援スキーム(案)等について説明するとともに,被災地でのアスベスト対策の徹底を求める.
- 定例記者会見で,石川常任理事が,東日本大震災後の日医の動きを説明.
4月7日
- 横倉副会長,藤川謙二常任理事が福島県いわき市を視察.
- 保坂シゲリ常任理事が岩手県陸前高田市,大船渡市等を視察.
4月8日
- 災害対策本部会議を開催し,民主党の藤田幸久参議院議員,平智之衆議院議員から,福島第一原発事故の現状等について説明を受ける.また,保坂常任理事が岩手県の,藤川常任理事が福島県の視察結果について報告した.なお,本会議については,原則毎週火曜日の開催に変更することを決定.
- 初期被曝時の除染装置を提供してもらった唐川伸幸日本戦略研究フォーラム復興支援・国際連携室室長がアメリカ医師会のチャムダラス氏等とともに日医会館を訪れ,日医役員と意見交換.
- 11日から日医事務局当直体制を解除し,電話対応とすることを決定.
4月11日
- 災害対策本部会議を開催し,JMATに係る体験等の情報交換を行う掲示板の開設(日医ホームページ),役員の現地視察の申し出等を了承.
- 民主党「東北関東大震災被災者健康対策チーム会議」に三上・藤川両常任理事が出席し,JMATの活動,JMATに係る体験等の情報交換を行う掲示板を開設すること等を説明.
4月12日
- 災害対策本部会議を開催し,今後のJMATの活動方針,民主党「東北関東大震災被災者健康対策チーム会議」へのかかわり方等について協議.
- 災害対策本部会議拡大会議を開催し,岩手・宮城・福島各県の現状について報告を受けたほか,医療機関の復興支援策や今後のJMATの活動方針を説明.
- 第2回常任理事会で,被災したにもかかわらず,避難所で診療を行っている医師に対する支援として,行った診療行為の対価を,日医に寄せられた義援金から日当の形で支払うことを決定.
4月13日
4月14日
- 原中勝征会長が細川律夫厚労大臣に被災地復興に対する協力を申し入れ.
- 羽生田俊副会長が,岩手県宮古市,宮城県気仙沼市等を視察(〜15日).
- 藤川常任理事が民主党「東北関東大震災被災者健康対策チーム会議」に出席.
- 日医のホームページのメンバーズルームにJMATに係る体験等の情報交換を行う掲示板「東日本大震災のコーナー」を開設.
4月15日
- 中川俊男副会長が鈴木邦彦常任理事とともに宮城県,石巻市,南三陸町等を視察.
- 今村(聡)常任理事が宮城県気仙沼市,南三陸町を視察(〜17日).
- 石川常任理事が,岩手県宮古市,宮城県石巻市,福島県相馬市,飯舘村等を視察(〜17日).
※3月中の対応は,本紙第1190号(4月5日号),1191号(4月20日号)に掲載.
|
日本医師会ホームページ http://www.med.or.jp/
Copyright (C) Japan Medical Association. All rights reserved.
|