本来、日本の学校教育は「知育」「徳育」「体育」の3本柱ですが、もう1本の柱になる「食育」が必要だと思います。「食」という字を分解すると、「人」に「良い」と書きます。人に良くなければ食ではないのです。
この数年、小・中学校の授業のなかに、「食育」を取り入れるところも出てきました。
現在、厚生労働省、農林水産省、文部科学省の共同による「食生活指針」が進行し、平成15年度に向け「食育」の予算もつくことになりました。
そこで、いま一番に手を付けなければならないことは、飲食を通じて人と人とのコミュニケーションを図ることです。相互理解が生まれてくるからです。そのことが問題を解決する一番の早道だと思います。
医療費も年々増加しているなか、食を通じて健康寿命をのばすことが、食育の目標にもなるのではないでしょうか。
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