バセドウ病の検査は、血液を採取して血中の甲状腺ホルモンの量を測定すると同時に、バセドウ病に特徴的なTSH受容体抗体の有無も検査します。甲状腺ホルモンが過剰なうえに抗体があれば、バセドウ病であることがわかります。
バセドウ病と診断され、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されているときは、全身の新陳代謝が異常に活発になっているため、激しい運動は控えるほうがよいでしょう。また、微熱があり汗をかきやすいので、特に夏期は注意が必要です。
治療は甲状腺ホルモンの合成を抑える薬の服用やアイソトープ療法・手術などがあります。治療方針は、症状の程度や年齢などで変わりますので、専門医と十分相談して決めてください。
バセドウ病は、適切な治療を行えば怖い病気ではありません。ただ、治療せずに放置すると心不全など生命にもかかわる症状が現れることもあるので、前に示した症状を感じた場合は、すみやかに専門医の診察を受けてください。
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