膵臓は胃の後ろ側にあり、右側が少し膨らんだ細長い臓器で、酵素やホルモンを分泌する重要な働きをしています。身体の奥にあり、胃、十二指腸、小腸、大腸、肝臓などに囲まれているためがんが発生しても見つけにくく、はっきりとした初期症状が現れないため、早期発見や治療が難しくなっています。
膵臓がんは、アルコールの過剰摂取や喫煙などとの関連性も指摘されています。糖尿病や慢性膵炎、胆石症の人は通常よりも発生リスクが高い傾向にありますので、定期的な腹部超音波検査やCT検査が必要です。
痛みなどの症状が出ても膵臓がんによるものか判断が難しいため、なんらかの違和感が続くと感じた時点で、とにかく早めに医師に相談する必要があります。
|