消化を助ける胆汁は肝臓でつくられ、十二指腸に排出されますが、その通り道を胆道といいます。その途中にある、“なす”のような形をした袋状の胆のうにできるのが「胆のうがん」、肝臓から十二指腸までを結ぶ胆管にできるのが「胆管がん」で、これらを総称して「胆道がん」といいます。
症状としては、黄疸や白色便がみられます。黄疸は、腫瘍が胆汁の通り道を塞ぐため、たまった胆汁が血液中に混ざることで起こります。白色便は、胆汁に含まれるビリルビンという色素が流れないために便が白くなる現象です。
<< 日本医師会ホームへ | << 健康の森トップへ