耳という器官は、外耳、中耳、内耳の3つの部分に分けられます。中耳とは、鼓膜の奥にある鼓室(こしつ)という空洞を中心とした部分を指しますが、ここに炎症が起きたり、膿(うみ)がたまる疾患を中耳炎といいます。
中耳は、耳管を通して鼻の奥とつながっているため、細菌やかぜのウイルスなどが耳管を通って中耳腔の粘膜に達して炎症を起こす場合が多く、特に、耳管が太くて短い、6ヵ月〜8歳ぐらいの小さなこどもに多い病気です。
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