中耳炎は完治したかどうかが分かりにくい病気です。患者さん自身が勝手に判断して治療をやめてしまうと、慢性化したり、再発を繰り返しやすくなります。耳痛、難聴などの症状がおさまっても、医師の許可が出るまでは治療を続けてください。
特に赤ちゃんや乳幼児の場合は、耳の痛みを自分で訴えることができないので、十分にその様子を観察することが大切です。かぜのときにかかりやすいので、発熱が続く、ぐずりながら耳をしきりに気にする、頭を振る、といった仕草には要注意です。気になる症状が見られたら、早めにかかりつけ医に相談しましょう。
<< 日本医師会ホームへ | << 健康の森トップへ