白癬菌はカビの一種ですから、みずむし・たむしの予防はカビの予防法に通ずるものがあります。日常生活では次のようなことに注意してください。
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
家族にみずむしの人がいる場合は、スリッパ、タオル、足拭きマットなどを別にして菌に触れないようにします。また、体を清潔にするとともに屋内、特に床と畳の清掃をこまめにすることも大事です。
 銭湯といった公共の場所でスリッパや足拭きマットを使った場合、白癬菌が足についている可能性があります。そんなときは、帰宅時に足を洗って乾燥させれば感染を予防できます。白癬菌が皮膚に付着して角質層に侵入するまで24時間かかるといわれています。
 高温多湿の場所を好みます。ですから、みずむし予防には乾燥させ、通気性をよくすることが大切になります。特に、足の間はむれやすいので、通気性の高い靴や靴下を選ぶようにするなど、白癬菌が繁殖しにくい環境づくりを心がけましょう。
白癬菌は体の表面(皮膚)のどこにでも感染する可能性があるので、皮膚の異状に気づいたらすみやかに専門医の診察を受けるようにしましょう。
また、診察をうけてみずむしやたむしと診断された場合は、医師の指示にしたがって治療を続けることが大切です。皮膚症状が治まっても、角質層に白癬菌がひそんでいることがあり、治療を途中でやめて再発するケースはよく見られるからです。
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