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身近に起こる熱中症
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熱中症の病型と症状
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応急処置は?
●予防と注意は?
・運動時の注意
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日常生活の注意
熱中症の発生には、気温、湿度、風速、直射日光などが関係します。同じ気温でも湿度が高いと危険性が高くなるので注意が必要です。
外気温が24度以上の時は熱中症による死亡事故が発生する可能性があるとして、熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に休憩と水分を摂るように示されています。
暑さに慣れていない人は要注意。合宿の1日目、特に新入生は気をつけましょう。
水分と塩分の補給。汗からは、水と同時に塩分も失われます。スポーツ飲料などで塩分補給もしましょう。
気温が高い時には、15〜30分ごとに飲水休憩をとりましょう。
服装は、吸湿性や通気性のよいものを。屋外では帽子を着用しましょう。屋外で水泳をする場合は、日射病防止のため水泳帽を必ず着用しましょう。 剣道など防具を付ける運動では、休憩中に衣服を緩め、できるだけ熱を逃がしましょう。
疲労、発熱、かぜ、下痢、睡眠不足などで体調が悪い時は、運動を休むことも必要です。
過去に熱中症を経験したことのある人、体力の衰えている人、肥満や高齢者、高血圧症の人などは、熱中症にかかりやすいので注意しましょう(憎悪因子)。
「熱中症予防8カ条」
知って防ごう熱中症
暑いとき、無理な運動は事故のもと
急な暑さは要注意
失った水と塩分を取り戻そう
体重で知ろう健康と汗の量
薄着ルックでさわやかに
体調不良は事故のもと
あわてるな、されど急ごう救急処置
参考文献:日本体育協会
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