健康交差点No.42 エッセー 診察室から 前号 目次 次号
心の元気を届けたい
氷川きよし(歌手)

 僕が1年に食べる鮭の量は何匹だろう?ふと、そんなことを考えました。毎日のように食べているお弁当には、必ずといってよいほど塩鮭が入っていますからね。(笑)

 デビューしてから、健康管理には特に注意するようになりました。でも、最近では、「ストレスをためない」「リラックスする」といった「心の健康」にも気をつけるようにしています。

 僕の好きな言葉は「前進」。常に前向きがモットーです。自分にできるだろうかというような難しい仕事に直面したり、風邪をひいて声が出なかったり…。僕は問題が起きても、悩んで立ち止まるより、それを乗り越えられる強い自分になりたい。いつも、そんな気持ちで歌っています。

 僕の歌を聴いてくださる皆さんが、「元気が出た」とか「勇気が出た」と言ってくださるのが何よりうれしいです。これからも皆さんに、そして、自分自身に“心の元気”を届けられるよう、一生懸命歌っていきます。

診察室から 世界に誇る日本の皆保険制度(1)

 現在の国民皆保険制度ができたのは、昭和36年です。この制度ができるまでは、お金がないため医療費が払えず、病院にかかれなかったり、大変な思いをした人がたくさんいました。それで、当時の鳩山内閣は、国民全員が加入する国民皆保険制度を発足させました。いつでも、どこでも、だれでも平等な医療を受けられる皆保険の始まりです。

 最初は保険に適用される範囲に制限があったり、再診料などの技術の評価がなかったりしましたが、徐々に改善され、真の国民皆保険制度が確立していきました。

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