台本からさまざまな情報を読み取り、演出家の意図を的確に判断し、スタッフに自分自身を営業するためには、頭のトレーニングが必要だ。パソコン歴は20年になるが、趣味であるプログラミングをする時は、左脳をフル活用している。
一瞬にして涙を流すほどの豊かな感性を維持するには、心のトレーニング。小説、映画、音楽などの名作に触れ、沸き上がる感情をストレートに出すことを心がける。
迫力のある良い声のヒーローを演じるには、身体のトレーニングが不可欠。自室には3種類の筋力アップ用マシンがあり、2日に1時間の割合で汗を流す。
夏は心身ともにリフレッシュのため、別荘に行き、ウインドサーフィン、テニス、乗馬などをして長期休暇を楽しむ。自然のエネルギーを全身で吸収し、充電することによって、ストレスの溜まる仕事も余裕を持ってこなせるようになる。頭心身のトレーニングは、いつまでもヒーロー声優でありたいからだ。もちろん、年に1回の健康診断は、30歳から欠かさず続けている。
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