健康交差点No.48 エッセー 診察室から 前号 目次 次号
頭心身のトレーニング
古谷 徹(声優)

 台本からさまざまな情報を読み取り、演出家の意図を的確に判断し、スタッフに自分自身を営業するためには、頭のトレーニングが必要だ。パソコン歴は20年になるが、趣味であるプログラミングをする時は、左脳をフル活用している。

 一瞬にして涙を流すほどの豊かな感性を維持するには、心のトレーニング。小説、映画、音楽などの名作に触れ、沸き上がる感情をストレートに出すことを心がける。

 迫力のある良い声のヒーローを演じるには、身体のトレーニングが不可欠。自室には3種類の筋力アップ用マシンがあり、2日に1時間の割合で汗を流す。

 夏は心身ともにリフレッシュのため、別荘に行き、ウインドサーフィン、テニス、乗馬などをして長期休暇を楽しむ。自然のエネルギーを全身で吸収し、充電することによって、ストレスの溜まる仕事も余裕を持ってこなせるようになる。頭心身のトレーニングは、いつまでもヒーロー声優でありたいからだ。もちろん、年に1回の健康診断は、30歳から欠かさず続けている。

診察室から 介護保険制度の仕組み(3)

 介護サービスは、加齢による病気等により、介護や日常生活の支援が必要となった人について、自立した生活が営めるように、保健・医療・福祉サービスが総合的・一体的に提供されるものです。

 受けられるサービスの種類は、在宅サービス((1)自宅を訪問するサービス(2)日帰りで通うサービス(3)短期入所するサービス(4)福祉用具貸与・住宅改修サービス)と施設サービス((1)介護老人福祉施設(2)介護老人保健施設(3)介護療養型医療施設)に大きく二分されます。

 介護保険サービスを利用した場合、費用の1割を利用者が負担します。ただし、1割負担が一定額を超えた場合は、申請すると、払い戻しされます。

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