ここ最近では、力士になる新弟子が減少している。現代社会において厳しいといわれる相撲界。義務教育を終えて入門してくる子どもたちの体は大きい。しかし、体力は、私たちが入門した(今から26年前)頃から見て、減少していると思う。そこには、さまざまな原因があるが、第一に食生活、食材のなかに油分を多く含むスナック菓子やできあいの惣菜。お手軽で使いやすいが、高カロリー高タンパク。
最近では、成人病の低年齢化が進んでいるという。私自身も子どもの頃から腹いっぱい何でも食べていたが、そのエネルギーを野外での遊びのなかで燃焼し、また、体力も付けてきた。ここ数年前から子どもたちの遊びは、もっぱら室内での遊びに変わってきている。体のなかに溜まったカロリーを燃焼せず、体を動かさないために、体力の減少や病気の原因になっているのであろう。
最近、私の食事は野菜や魚が中心で、年齢と共に肉料理は少なくなっている。
一家の食卓を預かっているお母さんには、自ら手を掛けた料理を子どもたちに与えてあげてほしい。そして、子どもたちも室内でのテレビゲームなどの遊びではなく、野外で体を動かし、いい汗を流して、成人病の予防と体力の向上に努めてほしい。
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