毎年1兆円増えるといわれてきた国民医療費は、2006年度は若干のマイナスとなりました。
また、国民医療費の国民所得比も前年度を下回り、これは介護保険法が施行された2000年度を除くと1986年終わりから1991年初頭のバブル期以来のことです。
国民医療費は、高齢者人口の増加や医療技術、医療機器の進歩などにより、毎年自然に増えていくものです。
その伸びを無理に抑えようとすれば、国民が必要な医療を受ける機会を奪うことになりかねません。
国は、年金、医療、介護などの社会保障費を毎年2,200億円削減しつづけています。
日本医師会は、国民のみなさまとともに、社会保障費の削減に反対します。
|