今村常任理事は、平成27年度より研修医への日医会費を無料化することを公表した。
日医医師賠償責任保険に加入しない研修医(C会員)は年額6,000円の会費を無料とするとともに、医賠責に加入する研修医(A(2)C会員)は年額39,000円から6,000減額した33,000円(医賠責保険料部分のみ)の負担とする。
本措置については、医師会組織強化検討委員会(委員長:小山田雍秋田県医師会長)が本年3月に取りまとめた「医師会組織強化に向けた提言」に基づき、4月の理事会において実施が決定した。
同常任理事は、「研修医の会費を無料化することで、明日のわが国の医療を担う研修医に対し、日医が広く門戸を開き、協働を呼び掛けるメッセージにする」と主旨を説明し、医師会組織が三層構造となっていることから、研修医に日医への入会を促すためには都道府県、郡市区等医師会の協力も不可欠だとして、同日付の文書で各医師会においても会費減免(無料化)の検討を依頼したことを報告した。
また、石川広己常任理事は、日本医師会電子認証センターで発行している「医師資格証」についても、研修医には無料で作成するとした。
実施方法としては、会費減免の対象に研修医会員を含めることとして、平成27年度から実施され、二十八年度より研修医会員への『日医ニュース』及び『日医雑誌』は、現物の送付から電子書籍サービス「日本医師会e─Library(日医Lib)」での対応に代えることとなっている。
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