左から今村副会長、横倉会長、神森キヤノンITソリューションズ(株)代表取締役社長
左から今村副会長、横倉会長、神森キヤノンITソリューションズ(株)代表取締役社長
日医では、平成25年9月に会内に立ち上げた「医師会組織強化に向けたワーキンググループ」において、医師会組織強化に関するさまざまな検討を重ねてきたが、平成26年6月に取りまとめられた検討結果においては、「都道府県医師会との相互利用による医師会組織強化に向けた会員情報システムの再構築」が今後の検討課題の一つであると報告された。
本報告を受けて日医では、会員情報システムの会員管理並びに認定医管理の機能を整理し、日医電子認証センターとの連携や都道府県医師会との相互利用を念頭に置いたクラウド化を図るため、開発後15年が経過した会員情報システムの見直しを行っていたが、この度、都道府県医師会と「つながる」「つなげる」ための基盤整備と位置づけた、再構築第一段階の本番稼働を迎える運びとなった。
2月29日に日医会館で執り行われた「新会員情報システム第一段階竣工セレモニー」には、日医から横倉義武会長、今村聡副会長、今村定臣常任理事が出席した。
冒頭、あいさつした横倉会長は、「第一段階の完了は第二段階の始まりでもあり、日医の会員情報システムを都道府県医師会と相互利用するという初めての試みのスタートでもある」とその意義を強調。「実際の運用に当たっては、都道府県医師会ごとにシステム環境等が異なるため、さまざまな要望、課題が発生することが想定され、都道府県医師会に負担をかけることにもなるが、それらの問題を丁寧に解決していくことが、全ての医師会が日医の会員情報システムを中心としてつながるための道筋の一つでもある」として、都道府県医師会等に対して、更なる理解と協力を求めるとともに、改めてシステム開発に携わったキヤノンITソリューションズ株式会社に対して感謝の意を述べた。
なお、当日は、今村副会長のあいさつ及びキヤノンITソリューションズ株式会社の神森晶久代表取締役社長からの祝辞に続いて、横倉会長、今村副会長、神森社長によるテープカットが行われた。