アメリカ医師会デビット・バーブ新会長と
アメリカ医師会デビット・バーブ新会長と
横倉義武会長、松原謙二副会長、道永麻里常任理事は6月12、13の両日、アメリカのシカゴで開催されたアメリカ医師会(AMA)年次総会に出席した。
12日は、海外賓客夕食会が行われ、AMAのジェームズ・マダラCEO、アンドリュー・ガーマン会長、アーディス・ホヴェン世界医師会(WMA)議長(AMA元会長)、歴代会長、WMAからケタン・デサイ会長(インド)、オトマー・クロイバー事務総長(ドイツ)の他、イギリス、カナダ、スウェーデン、イスラエル、タイ、韓国各国医師会の参加者と意見交換を行った。
翌13日には、デビット・バーブ新会長(2017~18年)の就任式に出席した。
ミズーリ州出身の家庭医であるバーブ会長は、就任あいさつに際し、リーダーシップのあり方として、「必要な行動をモデル化し、協力的に働き、コンセンサスに基づいて解決策を見いだし、医療チームの全てのメンバーのスキルを活用してケアを改善し、他者との交流において完全性と敬意を示すことにある」と述べた。
なお、次期会長には、ニューメキシコ州出身の腫瘍学者であり、AMA理事で女性医師のバーバラ・マクネニー氏が選出された。
総会では、「岐路に立つ医療制度改革論議の洞察」「疼痛管理や蔓延(まんえん)するオピオイド依存症に対する新たな戦略と教育」「トランスジェンダー患者に対する支援」「難民や移民における質の高い医療を受ける権利」等に関する議論が行われた。