日医の新たなキャラクターが決まった。犬をモチーフとする愛らしいもので、「日医君(にちいくん)」という。白衣を着て、聴診器を首に掛けている。早速利用が始まり、トートバッグやクリアファイルにワンポイントで鎮座している。
1300点を超える応募作から選定され、マスコミへの周知も済み、この度、広報委員会でも披露された。
「少し、リスのように見えないか」「男の子のようだが、女性医師が半数にならんとする中、やはり女の子バージョンが必要ではないか」などの意見が出た。
後日、委員会で頂いたぬいぐるみを県医師会でお披露目したところ、「かわいい!」と大好評であった。今のところ「日医君」のグッズ販売の予定は、図書カード以外ないという。少し、残念だ。
一般に、キャラクター商品は、女性や子ども達などに親しまれる。日医になじみの少ないこれらの方々へのアピールに欠かせない存在となって欲しいものだ。
今は、正面向きの立った姿だけであるが、デザイナーの方に他のさまざまなポーズのデザインをお願いしてみるのはいかがか。
SNSなどでスタンプのように利用できれば、きっと出番も増えるだろう。そして果ては、「日医君」の動画作成までと、勝手に夢は膨らむ。
保育園や幼稚園、小学校、そして災害時などに利用できる、さまざまな啓発資料を作成し、無料配信してみるのはどうだろうか。
広報活動の費用対効果が厳しく論ぜられる中、実現は難しいかも知れないが、せっかくの新キャラクターには、大きく羽ばたいて欲しいと思う。
(和)