日医は9月28日に日本医学会の協力の下、検討・準備を進めてきた英文医学総合ジャーナル『JMA Journal』を創刊した。
創刊号には、山中伸弥京都大学iPS細胞研究所所長・教授による「人工多能性幹細胞(iPS細胞)技術の臨床への応用」についてのレビュー論文をはじめ、日本のトップの研究者らの論文が10本掲載されている。
本ジャーナルはオンライン・ジャーナルで日医のウェブサイト(http://www.jmaj.jp)より全文を無料で読むことができるが、創刊号と次号(来年3月発行予定)については冊子での発行も行うことになっている。
本ジャーナルの創刊を受けて、横倉義武会長は、「山中教授をはじめ日本のトップの研究者の投稿が掲載されるなど、良いスタートを切ることができた。世界中に優れた論文を広めるためにも、『JMA Journal』が国際的に評価の高い雑誌になるよう、努めていきたい」としている。
なお、本ジャーナルではピア・レビュー誌として広く投稿論文を募集している。対象領域は、臨床医学、基礎医学、公衆衛生学など、医学に関する全領域で、医療政策やオピニオン等の投稿も受け付けている。
問い合わせは日医国際課(e-mail:jmaintl@po.med.or.jp)まで。