城守国斗常任理事は3月27日の記者会見で、昨年度、国民の方々に改めて禁煙の重要性を知ってもらうため制作した小冊子『禁煙は愛』の改訂版が完成したことを報告した。
改訂版では、昨年改正された健康増進法について触れている他、昨今その使用が増えてきている「加熱式たばこ」について、決して安全であるとは言えないこと、また、たばこが原因の経済的損失は2兆500億円にも及んでいることなどの話題が新たに追加されている。
同常任理事は、前回の小冊子が大変好評で、会員の先生方はじめ自治体や企業の保健師の方などから、多くの問い合わせを頂いたことを明らかにするとともに、「今回はより多くの方々に活用してもらえるよう、冊子を1万5000部制作した他、前回同様、PDFデータを日医のホームページに掲載することにした」と説明。
その上で、「日本の受動喫煙に関する対策は、昨年の健康増進法改正により、一歩進んだとは言え、他の先進諸国に比べて遅れを取っている。今後、ラクビーワールドカップや東京オリンピック・パラリンピックなど、国際的なイベントも多く開催されることから、日医としてもこの小冊子等を活用し、さまざまな機会を通じて、禁煙の機運を高めていきたい」と述べた。
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