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令和元年(2019年)7月20日(土) / 日医ニュース

かかりつけ医の診察を定額制とする全国紙記事は事実誤認と確認

かかりつけ医の診察を定額制とする全国紙記事は事実誤認と確認

かかりつけ医の診察を定額制とする全国紙記事は事実誤認と確認

 松本吉郎常任理事は6月26日の中医協総会で、前日の日経新聞朝刊に掲載された記事について、厚生労働省事務局に事実確認を行った。
 同記事は、「かかりつけ医 定額制に」との見出しで、厚労省が患者が自分のかかりつけ医を任意で登録する制度の検討を始めたとするもので、具体的には、「診察料を月単位の定額として過剰な医療の提供を抑えたり、かかりつけ医以外を受診する場合は負担を上乗せして大病院の利用を減らしたりする案を検討する」とされていた。
 日医として「かかりつけ医の登録制」については、患者が自由に医療機関を選べる原則が崩れる等の理由により、強く反対する立場を取っていることから、当日の総会で松本常任理事はこの記事に関して「中医協でも議論されておらず、厚労省でこのような検討を始めたのか」と質問。これに対して、厚労省事務局は「そのような事実はない」として、今回の報道を否定した。
 なお、この記事に関しては、根本匠厚労大臣も6月25日の閣議後の記者会見で「そうした事実はない」と明確に否定している。

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