台湾医師会邱泰源会長から、11月9日に台北で開催された「第72回台湾医師節慶祝大会」に横倉義武会長が招待を受け、道永麻里常任理事が代理出席した。
同大会は、政治家、革命家、医師であり、台湾において国父と呼ばれる孫文の誕生日(11月12日)を記念して制定された「医師の日」を祝う会である。
大会には、台湾全土から約300名の医師の他、海外来賓として道永常任理事とアメリカ医師会パトリス・ハリス会長が出席した。
式典では、邱会長の主催者あいさつ、蔡英文総統、陳時中衛生福利部大臣、張博雅監察院院長、立法委員による来賓あいさつに続き、道永常任理事が横倉会長の祝辞を代読した。
そこでは、横倉会長が世界医師会(WMA)の3年間の会長職を無事に終えたことに触れ、台湾医師会の支援に感謝を述べた。
更に、本年4月から邱会長がWMA理事を務めていることに言及し、WMAの活動を通じて両国医師会の連携と協力の下、世界中の人々の健康水準の向上に努めていきたいとした。
また、本年3月に日医が公表した、2030年の医療のあるべき姿を描いた『日本の医療のグランドデザイン2030』について紹介した。
本大会では、70年以上にわたる医の実践の功績により医師23名が表彰され、蔡総統から記念の盾が贈られた。
その他、医療模範賞、永年勤続表彰等の授与式も行われ、呉運東顧問は、55年の長きにわたる医の実践が評価され、表彰された。
夕食会では、医師でもある柯文哲台北市長が祝辞を述べた。
道永常任理事は、滞在中、邱会長、呉顧問、李明濱元会長、王必勝秘書長ら台湾医師会役員の他、日本と縁のある医師らと懇談を行った。