中川俊男会長は7月3日、今村聡・松原謙二・猪口雄二各副会長と共に厚生労働省を訪れ、加藤勝信厚労大臣に就任のあいさつを行った。
中川会長は、新型コロナウイルス感染症の影響により、医療機関が厳しい経営状況となっていることを改めて説明。その支援とともに、経営状況の実態を把握するため、医療経済実態調査のような調査を実施することを求めた。
これに対して、加藤厚労大臣は「第二次補正予算によって各医療機関が実際にどれくらいの支援が受けられるのか具体的に示していきたい」とした上で、今後の支援については6月の状況も見ながら考えていくと説明。調査の実施については、「実態を把握することは必要なことだ」とした他、中川会長が日医や四病協で実施している経営状況に関する調査の結果を中医協に提出するので、公的な資料として位置づけ議論して欲しいと要望したことに対しても、一定の理解を示した。
更に、中川会長が医療機関での感染を恐れて、受診を控えていることがあるとして、医療機関が安全であることを国として広報するよう求めたことに対して、加藤厚労大臣は、感染防止策を実施している医療機関に「適」マークのようなものを出すことも考えられるのではないかとの認識を示した。
その他、両者は今後も協力して、新型コロナウイルス感染症の対策に取り組んでいくことを確認した。
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