日医はこれまで実施してきた都道府県医師会長協議会を発展的に解消し、新たに「都道府県医師会長会議」を開催することを令和2年度第5回理事会(7月21日開催)で決定した。
これまで、都道府県医師会長協議会は年度内に3回、都道府県医師会より寄せられた議題に執行部が答弁する形で開催してきたが、都道府県医師会の会長より、そのあり方について見直しを求める要望が出されていた。
今回の見直しは、それらの要望を踏まえて、中川俊男会長の発案により都道府県医師会長から積極的な政策提言を求める機会に改変することを目的として行われるものである。
見直しの具体的な内容は以下のとおりとなっている。
・47都道府県医師会を四つのグループ(A~D)に分ける。
・一つのグループの議論を、グループに属さない他の都道府県医師会長並びに日医執行部で傍聴後、全体協議、日医からのコメントを行う。
・原則、各グループにおける議論のテーマは、事前にグループ所属の都道府県医師会より募集し、日医にて選定、議長役も日医より指名する。
・テーマ選定後、テーマについての考え(意見)をグループ所属の都道府県医師会に事前に寄せてもらう(当日資料として配布)。
・都道府県医師会長を兼務している日医役員は、都道府県医師会長の立場で議論に参加。
・1回の会議で、二つのグループの議論を実施。
・原則、非公開。
なお、今年度初となる同会議の開催は9月15日(火)午後3時から、テレビ会議システムを利用して開催された(詳細は日医ニュース10月5日号に掲載予定)。