中川俊男会長は9月23日、今村聡、松原謙二、猪口雄二各副会長と共に厚生労働省を訪れ、この度発足した菅内閣で厚労大臣に就任した田村憲久衆議院議員と初会談を行った。
中川会長は、田村厚労大臣に就任への祝意を改めて伝えるとともに、菅義偉内閣総理大臣が就任会見などで言及した「オンライン診療」等について、日本医師会の考え方を説明した。
中川会長は、オンライン診療について、離島、へき地など地理的アクセスが制限されていたり、難病・小児慢性疾患で診察できる医療機関が限られていてアクセスも困難な場合など、対面診療が容易ではない患者には適切に提供されるべきとする日本医師会の基本的なスタンス等を説明。
その上で、現在、有事における緊急の対応として実施されている「初診からのオンライン診療」について、今後の検討の際には、今般の各種特例の検証結果を踏まえ、安全性・有効性をしっかりと確認しなければならないと強調した。
田村厚労大臣は、安全性・有効性を重視する日本医師会の姿勢に一定の理解を示すとともに、厚労省内の議論のみで完結する事項ではないため、関係各省とも連携しながら検討を行っていくとした。
中川会長らは田村厚労大臣との会談後、山本博司、三原じゅん子両厚労副大臣および小鑓隆史、大隈和英両厚労大臣政務官にも表敬訪問を行った。
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