女性医師バンクでは求職登録者へ年に2度、状況把握のためのアンケート調査を行っています。昨年6月に実施しましたアンケート調査では、新型コロナウイルス感染症の影響が勤務状況へどのような影響を与えているかについてもお尋ねしましたので、今号ではその結果についてご報告します。
<調査概要>
女性医師バンクに登録のある医師へWEBアンケート
アンケート送付数:2,500名 回答数:902名
問1.2020年3~6月の間に、新型コロナウイルス感染症の影響により、就業先より解雇された、または休職や退職を余儀なくされた就業先はありますか?
約4割弱の医師が新型コロナウイルス感染症の流行の影響を受けたと回答。
<その他の主な意見>
・スポットのアルバイトが全てキャンセルとなった。(多数意見)
・減給となった。
・勤務先が経営不振なので、この先解雇される恐れがある。
・学童保育が休みなので、勤務ができない状況である。
・勤務が内定していたが、内定を取り消された。
・毎週の勤務が隔週になった。
問2.困っていることはありますか?
・いつ解雇されるかが不安である。(多数意見)
・収入が減ってしまったので困っている。(多数意見)
・保育園や学童保育が休みとなり、子どもの預け先がないので勤務ができない状況だ。(多数意見)
・小児科は特に就業先が少なく困っている。
・非常勤勤務のクリニックから、突然翌日からコロナの影響で勤務不要と言われ、休業の期限も先延ばしされていて、休業補償もない。
・現在コマ数が減らされているが、いつまで続くか分からず、他を探した方が良いか悩んでいる。
多くの女性医師が新型コロナウイルス感染症による影響で困っている現状が浮かび上がりました。 女性医師バンクでは引き続き、就業に関する相談対応や就業先の紹介を実施しております。お困りの医師がいらっしゃいましたら、ぜひ、ご相談下さい。 |
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登録件数 |
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求職者数1,847人(累計)、求人施設数6,070施設(累計)、就業決定及び再研修紹介1,582件(累計) (令和3年2月28日現在) |
問い合わせ先
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