閉じる

令和3年(2021年)7月5日(月) / 日医ニュース

「日本医師会員向けキャッシュレスサービス」を開始~クレジットカード手数料率1.5%を実現~

 日本医師会ORCA管理機構株式会社(以下、ORCA管理機構)では、日本医師会の会員限定で、これまでにない低手数料率でのキャッシュレスサービスの取り組みを開始しました。
 今号ではその概要をご紹介します。
 現在、政府は国内におけるキャッシュレス決済の普及を促進しており、昨年7月に閣議決定された「成⻑戦略フォローアップ」においては、2025年6月までにキャッシュレス決済の利用率を4割程度にまで引き上げることが⽬標とされています。
 日本医師会としては、医療機関のキャッシュレス決済は、その負担を最⼩限にした上で、希望する医療機関への普及を推進すべきと考えています。
 本サービスは、2年にわたるORCA管理機構のパイロットスタディを踏まえ、同機構へお申し込み頂くことにより、クレジットカード利用においては端末費用、導入費用及び月額の利用料を無料とし、決済手数料率はVISA関連1.50%、JCB関連も低手数料率で、電子マネーも別途オプションで追加することを可能としています。
 二次元コードを用いるQRコード決済については、総務省のJPQR(決済用統一QRコード)をお申し込み頂くことで、初期費用が無く、多くの種類のQRコード決済が同じ手順でご利用頂けるようになります。
 詳細は、下記のORCA管理機構ホームページ紹介サイトをご参照下さい。

サービス提供 体制図

210705m1.jpg

設置される機器

210705m2.jpg

キャッシュレスサービスの利用状況

  1. 医療機関でのキャッシュレス決済の導入状況
    導入していない 87%
    導入している 13%
  2. この1年間に現金払いしかできず困った店舗・場面
    1位 病院・診療所
    2位 飲食店
    3位 小規模小売店
    4位 役所
  3. キャッシュレス決済手段ができて欲しい場所
    1位 インターネット通販
    2位 医療機関
    3位 飲食店
    4位 各種税金

 上記のように、医療機関でのキャッシュレス決済のニーズは高い一方で、導入率は低い現状があります。今回のサービスでは、導入の障壁となっている初期費用と利用料、手数料率の負担の少ないサービスが実現できました。
※1.日本医師会「医療機関におけるキャッシュレス決済についてのアンケート結果概要について」2019年11月
※2.三菱UFJリサーチ&コンサルティング「キャッシュレス決済の多様化の動向整理」2018年6月26日
※3.楽天インサイト調べ「キャッシュレスに関する調査」2020年6月

キャッシュレスサービス内容

  • 決済手数料
    Visa、MasterCard:1.50%(非課税)
    JCB、Amex、Diners、Discover:現在調整中。決定後、ご紹介サイトに掲載します。
    電子マネー(オプション):2.53%(税込)
  • 利用料
    基本サービス:無料
    電子マネー読取装置(オプション):550円(税込)/月
  • 端末初期費用
    無償(1台まで)
  • 振込手数料
    220円(税込)(月1回、2回の振り込み時のご負担)
  • 消耗品
    無償提供(レシート印刷用ロール紙)
  • QRコード決済
    総務省のJPQRをご案内
紹介サイト
 https://www.orcamo.co.jp/products/cashless.html
問い合わせ先
 日本医師会ORCA管理機構株式会社
 営業企画部キャッシュレス担当
 TEL:03―5981―9683 E-mail:orca-cashless@pm.orcamo.co.jp

戻る

シェア

ページトップへ

閉じる