第26回参議院議員選挙の投開票が7月10日に行われ、日本医師連盟の推薦を受けて立候補していた自見はなこ氏が21万3369票を獲得し、再選を果たした。
この獲得票数は、前回6年前の選挙の獲得票数を上回るだけでなく、自民党内の厚生労働関係の主な当選者の中で最も多い票数となった。
今回の参議院選挙に当たって、日本医師連盟では、2024年度に控えた診療報酬、介護報酬、障害福祉サービス等報酬のトリプル改定に選挙の結果が大きく影響するとして、各都道府県医師連盟及び各郡市区医師連盟の協力の下、自見氏の当選に向けて全力で選挙活動を展開。一方、2度目の参議院選挙に臨んだ自見氏は、厚生労働大臣政務官としてコロナ対応に当たったことや、成育基本法、こども家庭庁設置法の成立などの実績に加えて、国民皆保険の堅持、こどもを真ん中に据えた社会の実現等を強く訴え、見事再選を果たした。
開票日当日には、日本医師会館1階ロビーに松本吉郎会長始め日本医師会役員が集合。7月8日に逝去された安倍晋三元内閣総理大臣に黙祷(もくとう)を捧げた後、開票速報を見守った。
午後8時過ぎに当選確実の報を受けてあいさつに立った自見氏は、これまでの支援に感謝の意を示した上で、「政治でしか守れない人々の命があると思っている。私達はその命を守るための集団である」と強調。その上で、「これから、日本、そして世界は大きな困難を迎える。2024年度のトリプル改定、外交、安全保障の領域、あるいはこども政策でも、大きな試練を私達は共に乗り越えていかなければならない。私に投票して下さった皆様と一緒に、気持ちを一つにして、この6年間を歩んでいきたい」と2期目の決意を語った。
また、逝去された安倍元総理にも言及し、厚労大臣政務官として引き上げてもらったことに改めて感謝の意を示した。
自見氏の後援会長としてあいさつした松本会長は、「多大なご支援を頂いたことに深く感謝申し上げる」とした上で、「自見はなこさんには、私達と共に国民の命と健康を守れるよう、大きく羽ばたいていってもらいたい」と2期目の活躍に期待感を示した。