厚生労働省はこのほど、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時期の流行が今冬に起きる可能性があることを踏まえて、国民に対し、感染状況に応じた具体的な協力を呼び掛けるリーフレットを作成しました。
今回のリーフレットは、「新型コロナ・インフル同時流行対策タスクフォース」（日本医師会を始めとする19の団体・学会、地方自治体関係団体が参加）の検討の過程で作成されたものです。
リーフレットは、（1）感染が落ち着いている状況のうちに、今夏を上回る感染拡大が起こって発熱外来が逼迫（ひっぱく）した場合に備えることを呼び掛ける「この冬は、ワクチン接種・新型コロナ抗原定性検査キット・解熱鎮痛薬の準備を」、（2）感染者の増加が見られ、同時期の流行の兆しが見える状況、更には同時期の流行により医療の逼迫が懸念される状況に至った時に、行動変容を求める「新型コロナウイルスの重症化リスクの高い方・小学生以下の子どもと保護者の方へ」「新型コロナウイルスの重症化リスクの低い方へ」―の全3種類となっています。
リーフレットは、厚労省特設ウェブサイトからダウンロード可能となっていますので、同時期の流行という難局を乗り越えるため、会員の先生方には、状況に応じて医療機関の窓口での配布や待合室での掲示などにご協力願います。
厚生労働省特設ウェブサイト
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00003.html
