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令和5年(2023年)3月20日(月) / 日医ニュース

入会案内はどこに?

 会員増と組織強化はどの医師会にとっても最重要課題である。
 日本医師会のホームページ(HP)には、入会案内がトップページに大きく配置されており、組織強化に対する本気度が見える。
 各地の医師会はどうか。入会案内をトップページに置くところが以前よりは増えていると感じられる。しかし、何回かクリックしてようやく案内にたどり着くか、あるいはいくら探しても到達できない医師会もある。
 HPの効果を疑問視する声もあるが、入会を思い立った人がパッと見られるのが良いところである。
 次に、せっかく案内にたどり着いても、説明が「入会用紙は郡市区医師会に請求......」では、予備知識がない人に対して不親切な気がする。若い医師には郡市区医師会と都道府県医師会、日本医師会の区別がつかない人も多い。せめて、「勤務先所在地の郡市区医師会に......」と書き換えて頂ければ、少しは分かりやすくなると思われる。
 更に、オンラインで入会手続きが完了できればなお良い。銀行口座の開設がオンラインで完結する時代、既にインフラは整っている。それなりの費用が必要となろうが、日本医師会で取り組めばスケールメリットが期待できる。
 日本医師会組織強化検討委員会の中間報告(令和5年1月)にも、前述の意見が記載されている。HPの手入れや入会手続きの簡素化が、即会員の大幅増につながるほど甘くはない。とはいえ、入会のハードルはぐんと下がる。
 今年も間もなく多くの新人医師が誕生する。先生方の医師会の入会案内を見直してみませんか。

(骨コツ)

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