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令和5年(2023年)5月5日(金) / 日医ニュース

第43回日本医師会医療秘書認定試験結果分析評価報告書まとまる

左から野田委員長、松本会長、釜萢常任理事左から野田委員長、松本会長、釜萢常任理事

左から野田委員長、松本会長、釜萢常任理事左から野田委員長、松本会長、釜萢常任理事

 第43回日本医師会医療秘書認定試験結果分析評価報告書が取りまとめられ、3月15日に野田正治委員長(愛知県医師会副会長)から松本吉郎会長に提出された。
 本報告書は、12県医師会(12校)で305名の受験生が参加して、2月5日に各県医師会において行われた第43回日本医師会医療秘書認定試験の結果について分析・評価したものである。
 今回の認定試験は、受験者数305名中、合格者は267名、合格率は87・5%、平均点は62・9点であった。
 総括の中では、医療秘書について、医療現場においてはチーム医療の一員としての役割が求められるとともに、働き方改革関連法の施行により、医師の環境改善に寄与することが大きく期待されると指摘。今回の試験の内容については、前回成績の悪かった「からだの構造と機能」の成績が上がったことは評価に値する一方、「医の倫理」を始め多くの科目で成績が下がる結果となったことを憂慮(ゆうりょ)し、医療秘書認定試験委員会における出題内容のより一層の検討も必要としている。
 また、「日本医師会認定医療秘書」に関しては、充実したカリキュラムを課して養成しており、質が確保されていることから、これを医療秘書養成の基準とすべきと主張。
 更に今後、その認知度をより高めるための方策として、診療報酬算定要件に本認定試験を位置付ける等の方策を引き続き求めていきたいとの考えを示している。

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