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令和5年(2023年)5月20日(土) / 「日医君」だより / プレスリリース / 日医ニュース

日本医師会及び警察庁サイバー警察局の連携に関する覚書締結等について

日本医師会定例記者会見 4月26日

日本医師会及び警察庁サイバー警察局の連携に関する覚書締結等について

日本医師会及び警察庁サイバー警察局の連携に関する覚書締結等について

 長島公之常任理事は、(1)日本医師会及び警察庁サイバー警察局の連携に関する覚書締結、(2)「教えて! 日医君!」動画公開、(3)日本医師会サイバーセキュリティ支援制度―について説明を行った。
 長島常任理事はまず、当日に開催された中医協総会において述べた、医療DXに関する日本医師会の見解を紹介。「医療DXを推進していく上で、サイバーセキュリティ対策は極めて重要であるが、その対策としては自助、共助、公助がある」と述べ、自助が最も重要ではあるものの、限界があるため、共助や公助が必要となると指摘。国による公助としては、費用の補助や人材育成及び教育の充実などがあるとした。
 その上で、日本医師会による共助としての取り組みとして、既述の(1)~(3)を挙げ、(1)では、医療分野のサイバーセキュリティ対策について、厚生労働省、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)、警察庁といった関係省庁や、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)と意見交換会を開催するなど、連携強化を図ってきたことを説明。これらの取り組みの一環として、4月25日に警察庁サイバー警察局と日本医師会で、サイバーセキュリティ対策に関する覚書を締結したことを報告した。
 同覚書は、日本医師会と警察庁が相互に連携した取り組みを推進し、協働することにより、全国の医師会や医療機関におけるサイバー事案の未然防止、サイバー事案発生時における警察への相談、被害の拡大防止、医療業務の早期復旧等を図ることを目的としており、「サイバー事案発生時」と「平時」それぞれの場合に実施する連携の内容が記載されている。
 長島常任理事は、連携内容について具体的に解説するとともに、「同日付で都道府県医師会に本件を周知し、都道府県警察との連携の検討を依頼した。日本医師会としても引き続き、連携を推進していく」と述べた。
 (2)では、日本医師会公式YouTubeチャンネルにおいて、4月18日に「教えて! 日医君!」シリーズの1編として、「今求められるセキュリティ対策」という動画を公開したことを紹介した。
 同動画は、長島常任理事が、昨年6月に日本医師会が創設した「日本医師会サイバーセキュリティ支援制度」について概説するとともに、専門家である(株)Blue Planet-worksの鴫原(しぎはら)祐輔氏が、サイバー攻撃の手口や日頃から行っておくべき対策、万一サイバー攻撃を受けた場合の対応方法等について、分かりやすく解説する内容となっている。
 長島常任理事は、「ITにあまり詳しくない医師や一般の皆様にとっても、非常に分かりやすい内容となっている」と強調し、広く視聴を呼び掛けた。
 (3)では、日本医師会メンバーズルームに掲載している紹介動画を供覧した上で、「日本医師会は地域を支える先生方をしっかりと支援していく」とした。

◆会見動画はこちらから(公益社団法人 日本医師会公式YouTubeチャンネル)

◆「教えて!日医君!~今、求められるセキュリティ対策~」(公益社団法人 日本医師会公式YouTubeチャンネル)

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